こんにちは、えびかにです。
吉井竜天キャンプ場のキャンプレポ《前編》です。
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設営
今回借して頂いたのは『かにの5番』サイト。
いつも通りに設営を始めた筈なのだが、なぜか今日は中々タープの位置が決まらない。
何度も張っては崩しの繰り返しで、中々気に入ったサイトが出来上がらず、失敗の連続で心が折れかけた
その時だ!
斜め前のサイトに色違いではあるが、全く同じテントとタープを使っているご家族を発見。
颯爽とテントを張るやいなや、迷う事なく流し台の前にタープを張り始めた。
その立ち振る舞いやチラリとサイトを覗いた時に見えたベテラン感漂うギアに囲まれた彼はさぞや名の知れたベテランキャンパーに違いない。
アレだ!あのベテランと同じ位置に張れば最高のサイトが出来るハズだ!!!
鼻息を荒くしながら、早速同じ位置にタープを張ってみた。
・・・
気のせいかもしれないが、どうも死ぬほどダサい気がする。
もはやタープが全く何の意味もなしてはいない。
いっその事、タープを張らない方がまだマシなのではないかと思う程ダサい。
いや!あのベテランと同じ位置、ポールも同じ高さに張ったのだから間違いがあるはずがない!
『先生!ここからどうすればいいのでしょうか!教えてください!!!』
と心の中で懇願しながら、斜め前のサイトに目をやると、先生は先程の位置とは別の場所に張り変えている真っ最中であり、何なら奥さんとちょっとモメている。
先程までベテランだと思っていた彼の背中が急に小さく見え始めた。
向こうも失敗したんだな。。
結局、設営に二時間近くもかかり、このタープと格闘している間に少年はいつもの様に、隣にいたご家族の所に潜り込み、違う家の子になっていた。
かなり時間を取られてしまったのでこのまま夕食の準備に取りかかる。
夕食
今回は初の揚げ物チャレンジ!
仕込みは面倒なので、スーパーで普段買わない冷凍食品の揚げ物セットを買って来た。
俺、キャンプで揚げ物してるんだぜ!?凄いだろっっ!!!
という謎の優越感に浸りながら完成。
(本当は揚げてくれたのはヨメ)
いざやってみるとダッチオーブンでああしてこうして・・とかスキレットでアレしてコレして・・とか細かいことを考えずにひたすら揚げるだけで調理時間も短くて済むのでこれはオススメである。
天体観測
ご飯を食べた後は管理棟で借りた望遠鏡で天体観測。
初めての望遠鏡の操作は難しく、初心者でも見えやすそうで一番大きい金星を見ようとしたのだが、中々ピントが合わない。
しかも苦労してピントを合わせた後に少しでも動くと見失ってしまい、また合わせるのにかなりの時間を要するのだ。
少年に星を見せてあげようと四苦八苦しながら、なんとかピントを合わせては少年に見せてあげるのだが、四歳児に望遠鏡に触れずに見るという行為は難しく、
合わせる。⇒見ようとしてぶつかりズレる。⇒見えないと泣く。⇒最初に戻る。
負の無限ループに陥り、格闘する事30分。やっとの事で望遠鏡に当たらずに見る事に成功したのだが、私の苦労などつゆ知らず、すぐに飽きてしまった。
少年にはまだまだお星さまより大好きなリュウソウジャーの知育ドリルの方が楽しいようだ。
せっかく望遠鏡を借りているので、昼間に少年がお世話になったお隣のサイトのご家族と一緒に望遠鏡を見た後に、子供達も一緒にえびかに家のサイトで焚火をしながら夜は更けて行った。
2日目
二日目の朝は少し肌寒く、一人で早起きして焚火を始めた。
缶詰のスパムを厚切りにしてスキレットで焼く。
もうこれだけで宮崎駿がチラついてくる。
先程焼いた宮崎駿とホットサンドにサラダを添えて朝食の完成。
駿セットはスパムの塩味が効いて激ウマなので是非お試しあれ。
この時ふとテーブルに目をやると見た事のない薬が置いてある。
『もしやヨメが何かの病気になり、私に心配させまいと隠しているのでは?』
と心配になり意を決して問いただしてみると、
『あ、それドレッシング』
私の心配は杞憂に終わった。
少年
少年は朝からお隣のハンモックに紛れ込み、納豆のようになっている。
その後はキックボードに乗って場内を走り回るのを私が必死に走って追いかけたり、
管理棟で無料貸し出ししているカンぽっくりで遊んだり、
イヤがる息子をペアルックで無理やり写真を撮ったりと楽しんだ。
管理棟にはシャボン玉も売っているのでお父さんお母さんはお子さんに見つからない様に気を付けて下さい。
そしてこの後タープは張り直し、なんとかそれらしい形に落ち着いた所で《後編》へ続く。
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