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本気で忍者になろうとしていたあの頃

こんにちは、えびかにです。

突然だがその昔、私は忍者になりたかった。

30年以上前の話だが、小学生だった私は当時小学生から爆発的な支持があった『コロコロコミック』という漫画雑誌に魅了されていた。

当時は『コロコロコミック』『コミックボンボン』という漫画界の2大巨塔があり、私はコロコロ派であり、土曜日の夜8時は『ひょうきん族派』だった。

その雑誌にどっぷりと嵌っていた私は当然、ファミコン少年団にも入会していた。

ファミコン少年団というのは雑誌の付録で見開きを開くとテレホンカードサイズの紙で出来た、団員証というのが付いて来た号があったと記憶している。それに写真を貼り付け、団員として恥ずべき行為をしない様常に携帯しておく義務があった。

まあ、その号を買えば誰でも勝手になれるのだが当時の私はそれが妙に誇らしく、背筋を正す思いで日々過ごしていたものだ。

そんな小学生時代にコロコロコミックで連載されていたのが

『忍者ハットリくん』

だった。

山を飛び、谷を越え、僕らの町にやって来た。ハットリくんがやって来たのだ。

もう楽しくて何度も読み返し、色々な忍法を使い宿敵ケムマキと戦ったりするドタバタストーリーをワクワクしながら読んでおり、

大きくなったら忍者になりたい!

と思うようになるまでさほど時間はかからなかった。

しかもコロコロコミックには親切に門外不出であるはずの忍者になる為の修行方法まで記載されている。いや、これもう忍者になったも同然でしょ?

その中で私が実践した修行方法をほんの一部だが紹介する。

キミもこれで忍者になれる!

忍び足

まず、ティッシュを水でびちゃびちゃに濡らし、廊下に敷き詰める。その上を裸足でそーっと歩いて破かずに歩ける様になれば修行は成功だ。

私はびちゃびちゃになった廊下を見つかり、母に怒られた。

影走りの術

首にトイレットペーパーを長く巻き、それを地面に付かない様に走る練習をする事で足が早くなる。

私はトイレットペーパーの使い過ぎで母に泣く程怒られた。

水遁の術

これは簡単だ。冷蔵庫のちくわをコッソリ風呂に持って行き、口にくわえたまま湯船の中に潜りちくわの端を水面に出して息継ぎすれば何時間でも水中にいる事が出来る。お腹が空いたら食べればよい。

私は冷蔵庫のちくわを黙って盗んだ罪で、母に引っ叩たかれて泣いた。

高跳びの術

麻の苗を植えてそれを毎日跳び越す事で成長の早い麻と同じようにジャンプ力も上がり、気がつけば超人的な跳躍が出来る様になる。

私は麻の苗とかよくわからず泣いた。

そんな幼少期の事を回想しながら焚き火の前で割り箸を削っている。
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最近、キャンプ初心者である私はブッシュクラフトに憧れ、まずは基本であるフェザースティック作りにいそしんでいる。

フェザースティックの記事はこちら
www.ebikani.co

しがし中々薪で作るのが上手くいかない為、まずは簡単な割り箸で練習してから少しづつ太くしていけば無理なく上達するという結論に辿り着いた。

忍者ハットリくんの高跳びの術理論だ。麻の苗は割り箸、超人的な跳躍は薪でのフェザースティックと置き換えて頂ければ解り易い。

過ぎ去りし若き日々の少年よ。キミのその熱い思いは30年以上経った今でも色褪せてはいない!流した涙もムダではない!

暗闇に焚き火の音とナイフで割り箸を削る音だけが響き、楽しいキャンプの夜は更けていった・・・

このキャンプの詳細はまた後日。

コメント

  1. OSRcamper より:

    驚きました。忍者…。えびかにさんとはキャンプとブログを初めた時期が近いからか、揃えたいギアや欲しいタイミングがかぶる為、いつもキャンプ沼への招待状が送られてくるとは思っていました。そしてもう一つの共通点、子供の頃の忍者になりたいというのも全く同じです。
    当時忍者村で父から買ってもらった巻物を肌身離さずに持ち歩いてました笑。折り紙で沢山の手裏剣も作りました。
    しかし唯一違う点の発見もありました。
    自分コミックボンボン派です!

  2. h-k-d より:

    ボンボン派ですか!コロコロがコールマンだとするとボンボンはDODのイメージです。今度ぜひ一緒に修行しましょう(笑)