こんにちは、えびかにです。
キャンプを始めると薪を割るときに斧が必要になってきます。
しかし初心者(私です)は斧を振るうと失敗して刃先ではなくネックと呼ばれる柄の部分に当たる事が多々あるんですね。
その為にネックガードという物を柄の部分に巻き付けて傷から守るのが一般的になっています。
手作りで売られている物が多数あるのですが、2000円前後が相場のようで、最近自作系に目覚めた私はネックガードなら割と簡単に出来そう(素人が偉そうにすいません)な気がしてきたので早速作ってみました!
斧の記事はこちら。
使用材料
こちらが今回購入した材料と道具一式です。
・500mm×500mmの牛革
・革紐(結果的に使用せず。家にあった紐で代用。)
・両面ハトメ(#300/内径5mm)
・両面ハトメ打具
・穴開け用ポンチ(#300/径5mm)
こちらのセットが打具も付いていてお得です。
作り方
作業前
持ち手が炭や煤で大分汚れています。
斧の刃に近い方は今まで麻紐を巻いていたので本来の色になっています。
革をカットする
何の予備知識もなく、なんだかよく分からないが雰囲気で選んだこの一枚です。
これが斧にとって良い生地なのかどうかは別として大事なのは見た目です。
本来なら下地処理とかいるのかも知れないのですが、今回はそれもパス。
斧に何度もあてながら少しづつハサミでカット。
本来ならば型紙等を作ってやるのが正解なのでしょうが、この辺はフィーリングで大丈夫です。
革に穴を開ける
穴を開けたい場所にハトメを置いてボールペンで大体の場所に印をつけます。
あまり端に開けすぎると革がちぎれてしまいそうなので程ほどの位置にします。
先程印をつけた所にポンチをあてがい、ハンマーで2、3回軽く叩くと穴が開きます。
下に雑誌や新聞紙等を引くと先が痛まずにきれいに開きます。
八か所全部に穴を開けるとこんな感じです。
この辺で大分テンションが上がって来ますが、落ち着いて下さい。
開けた穴に金具を通す
ハトメは二つの金具で構成されています。
長い方を生地の裏側から通します。
そして表側にもう片方の金具を合わせて指で軽く抑えます。
これが両面ハトメ打具という道具で、丸い金具を一番下に置いて、その上に生地の表を下にして置きます。
そして生地の裏側から棒状の金具をあてがい、2、3回強めにハンマーで叩きます。
結構コンコンと大きな音が響くのでアパートやマンションでは中々厳しいかもしれません。
いい感じに仕上がりました。
残りの穴にもハトメを全て打ち込んで完成です。
裏側はこんな感じになります。
フリーハンドで切った為、少し曲がっていますが、革は伸びるのでなんとかなります。
ヒモで縛る
とりあえず靴紐の様にしばってみました。
最後に余ったヒモをまとめて完成です。
まとめ
軽い気持ちで始めたのですが、思った以上にカッコイイのを作る事が出来ました。
生地のデザインも簡単だったし、ハトメを打つだけだったので実際やってみると思ったより簡単でした。
普通の革製品は長年使って味を出していくのですが、これは薪に力いっぱい当たる事が多い為、消耗品に近いと思うので、余った生地は取っておくほうがいいかもしれません。
金額としても買うのとほぼ同じで、革はまだ1/5程度しか使っていないので、後4回は作る事ができそうです。
レザークラフトはなんか難しそうだし、道具もいっぱいいると思っていた先入観を良い意味で壊してくれました。
突き詰めていくと奥が深い趣味だと思うのですが、私が欲しい革製品であればこのくらいで十分満足のいく物が出来たと思います。
欲しいと思っている方で興味のあるキャンパーの人は是非作ってみて下さい!
以上、えびかにでした。
《パラコード編み込み編》はこちら。
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