こんにちは、えびかにです。
みなさん、モーラナイフってご存知ですか?
アウトドアをしている方なら一度は聞いた事があるかもしれません。
値段もお手頃で使い勝手のよいナイフで最初の一本にする方も多いかと思います。
今日はそんなモーラナイフの黒錆加工のやり方を紹介します。
モーラナイフとは?
モーラナイフとはスウェーデン製のナイフでお手頃な値段とその丈夫さやお手入れのしやすさ等で、アウトドア界では知らない人はいないくらいの有名なナイフです。
モーラナイフには材質がステンレス製とカーボンスチール製の2種類あります。
ステンレス製
ステンレス製はサビにくいですが、カーボンスチール製に比べると切れ味は劣ります。
刃こぼれもしやすく研ぎにくいですが、手入れがあまり必要ないのがステンレス製の特徴です。
カーボンスチール製
一方、カーボンスチール製はサビ易いですが、切れ味はこちらの方が断然良いです。
刃こぼれはしにくく、初心者でも研ぎやすいので、バトニング(薪をナイフで割る技)やフェザースティックを作ったりしたい方はこちらの方が良いかもしれませんね。
しかし、その分サビやすいのであまり手入れをしないズボラな人には向かないかもしれません。
MORAKNIV Companion HeavyDuty
一口にモーラナイフと言っても色んな種類があるのですが、私が購入したのはその中でも人気のモーラナイフコンパニオンヘビーデューティーです。
理由としてはバトニングやフェザースティックといった、ブッシュクラフトと呼ばれるハードな使い方をしたかった為に、一番頑丈そうなこちらを選択しました。
バトニングをするには刃の厚みが重要で、薄い刃だとすぐに刃先が欠けたり曲がったりするのですが、今回買ったヘビーデューティーは刃の厚さが3.2mmもあり、少々ハードな使い方をしてもビクともしません。
材質:カーボンスチール製
刃渡:104mm
全長:224mm
厚さ:3.2mm
重量:136gショートコード
黒錆加工の必要性
ステンレス製では必要ないのですが、私が買ったカーボンスチールで出来たナイフは非常に錆びやすくなっています。
錆の種類には赤錆と黒錆があり、俗に言う『サビた』というのは赤錆の事です。
赤錆は金属を腐食させてしまいますが、黒錆は表面に酸化膜を形成する事により赤錆を発生させなくする為、金属の腐食がなくなります。
その為、新しいナイフの表面にワザと黒錆を発生させる事により、金属を腐食させる赤錆の発生を抑える事が目的となります。
黒錆加工方法
やり方は非常に簡単です。
題名にも書いてあるようにティーパックで紅茶を入れるスキルさえあれば誰でも簡単に黒錆加工をする事ができます。
材料
・なめ茸
・紅茶のティーパック
・ポッカレモン
・クエン酸
・モーラナイフ
私が用意した材料はこちらです。
入れ物はなめ茸のビンでなくても、ナイフの刃を根元まで浸ける事ができれば、なんでも良いです。
基本的にはポッカレモンで酸化させますが、追加でクエン酸をいれてもよいです。
紅茶とレモンの割合は 8:2
こちらが加工前の新品のモーラナイフです。
なめ茸のビンにティーパックを3つとポッカレモン入れてかなり濃い目のレモンティーを作ります。
見た目は品のカケラもない程ドス黒い紅茶となり、とても飲めた物ではありません。
割合はティー8、レモン2ぐらいが黄金比らしいですが、ポッカレモンがもったいなかったので、クエン酸にて代用しました。
紅茶に浸ける
漬けて1分くらいですぐに小さな気泡が出て来ます。
つける時間は数時間でよいそうですが、そんなに待てないので私は寝る前に浸けて、朝まで6時間くらいつけるとこんな感じで泡だらけになっていました。
特に浸けすぎて何か不具合があったというような話は聞いていないので、安心して朝までぐっすりと眠ってください。
仕上げ
ビンから出すとかなり真っ黒になっていますが、手で触れないようにドライヤーで水分を飛ばしてみます。
手で触ったり、布で拭いてしまうと、せっかく付いた黒錆が全部取れてしまいますので注意して下さい。
まとめ
いかがでしたか?
ステンレス製のナイフであれば黒錆加工なんかしなくてもサビる事もありませんが、ハードに使いたい人や男のロマンを求める人にはカーボンスチール製を強くオススメします。(私は後者です)
確かに手入れは大変ですが、キャンプギアは手入れするのも楽しみの一つだと思いますので、興味のある方はぜひ黒錆加工をやってみてはいかがでしょうか。
以上えびかにでした。
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