こんにちは、えびかにです。
皆さん正直に答えて下さい。テントの張り綱ってどうしていますか?
私はキャンプを始めて一年近く経ちますが、
張り網って面倒くさいよね!
張り網なんかしなくても大丈夫っしょ!
と思っていて、張り網を一切下事がありませんでした。
ペグを打つ数が少なければ少ないほどラクじゃん!
本当にヤバイ時だけすればいいんじゃない?
と、割と最近までマジで思っていました。
あの頃の愚かな自分にパーでビンタでは物足らず、グーでパンチでも物足らず、チョキで節穴である目を狙いたい所ですね。
わざわざ山奥に行き、不便な思いをしながら非日常を楽しむのがキャンプではなかったのでしょうか?
今回は、いつの間にか初心を忘れてしまった自分に喝を入れるべく、張り網について考えてみました。
張り網とは?
テントを設営する際にはペグと言う杭の様な物でテントを地面に固定する必要があります。
それをしないとテントが風で飛ばされてしまったり、テントの種類によってはそもそも固定しないと立たない物もあります。
その後、ポールやテントを更に安定させる為に、ロープで引っ張って地面にペグを打って引っ張らなければいけません。
その引っ張るロープの事を張り網といいます。
張り網の役割
天気もよく、無風であれば、張り網がなくとも見た目はテントが張れている様に見えるし、一晩くらいは過ごせると思います。
しかし、風というのは予想不可能であり、いつ何時あなたのテントに襲いかかるか分かりません。
最悪の場合テントが隣のサイトまで飛んで行ってしまう可能性もあり、人に当たってケガをさせてしまうかもしれません。
キャンプをする上で、楽しく安全にという事を大前提にしなければいけません。
張り網のメリット
・急な突風が吹いた時にテントが飛ばされたり、ポールが折れたりするリスクを減らす事が出来る。
・フライシートとインナーテントの間にしっかりと隙間が出来る為、ベンチレーションの機能を最大限発揮出来る。
・テントがピンと張れてカッコいい!
・素人だとバレにくくなる。
張り網のデメリット
・ペグを打つ数が増える為、設営や撤収に時間がかかる。
・狭いサイトだと設営する事自体が難しい。
実際の張り方
テントに付いているループに張り網の金具(自在金具)が付いていない方を通して結びます。
地面にペグを打ち込み、金具を動かしてロープを張ります。
張り網の基本はメインポールのラインに結んだロープはメインポールのラインの延長線上に、テントの側面に結んだロープはテント中央に向かって垂直になるように引っ張ります。
後はテントの張り具合を見ながら調節しますが、経験上この辺は雰囲気で大丈夫です。
テント側のループに張り網を通して結ぶ時は、実際はたんこぶ結びでも何でも良く、要はほどけなければ良いのですが、やはり他の初心者キャンパーとの差を見せつけて優越感に浸りたい所であり、是非ここもやい結びを覚えて帰って下さい。
もやい結び
このもやい結びという名前ってなぜか口に出したくなりませんか?
イースター島のモアイでもなく、渋谷のモヤイ像でもなく、もやい結びです。
キングオブノット(結び目の王様)とも呼ばれるこの結び方は初心者に一番にオススメで、尚かつ個人的にはこれさえ覚えていればキャンプでは何の問題もないと思っています。
結び方
まずは向かって右側に輪っかを作り、その輪っかの下側から紐の先を通します。
覚え方としては、基本的に下から通すを覚えていれば間違いありません。
輪っかの下から通すとこんな感じになります。
次に右側の長い方の紐の下を通します。
そして最初に作った輪っかに下からもう一度通します。
後はそのまま紐を引っ張って行けば、もやい結びの完成です。
まとめ
今回紹介したもやい結びは海難救助の際にも使われ、救助者の胴体を必要以上に締め上げず結び目が強固で救助後は解きやすい特徴があります。
自分と周りの事も考えながら、もやい結びを使って楽しく安全なキャンプを楽しんで下さいね。
こちらのサイトでも他の結び方や張り網の自作を紹介されているのでご参考にしてはいかかでしょうか。
以上、えびかにでした。
www.misojicamp.com
コメント
張り網は全部やる派です。特にこだわってるわけでもなく、ペグ打ってるのがたまらなく好きと言うドM気質ですw
もやい結びの説明がわかりやすくて参加になりました、今からでも練習します^ ^
>みそおさん 張り網全部やる楽しさは最近分かりました。一度その楽しさを知ってしまうと、もう張り網なしでは落ち着かなくなってしまいました(笑)ドM気質・・( ゚д゚)ハッ!そういえばみそおさんのテントはスノピのアメ・・ドMでしたね(爆)
もやい結び…。いつか通らねばならぬ道だと思っていました。この機会に習得したいと思います。心配症なので張り綱はデイキャン以外は確実に張ります。先日デイでテント吹き飛んで泣きそうになりました…
意外とOSRさんもみそおさんも張り網しっかり派なのに驚きました。運良く風が強い日に行ってなかっただけかもしれませんね。ペグも今は鋳造の20cmですが、30cmも必要なのかと最近思ってきました。
今回紹介したもやい結びは引っ張れば引っ張る程どんどん締まって行き、海難救助の際にも使われる程頑丈である。
と有るが救助者の胴体を必要以上に締め上げず結び目が強固で救助後は解きやすいの間違いです
>元ボーイスカウトさん ご指摘ありがとうございます!早速訂正させてもらいました^_^