こんにちは、えびかにです。
今回は2019年最後となるキャンプへ行ってきました。
一年ぐらい前から気になっていたのですが中々タイミングが合わず、今回やっと行く事が出来た念願のキャンプ場です。
出発
今日は最低気温の予報が-2℃となっており、電源サイトでトヨトミレインボーとホットカーペットに全ての運命を託し出発。
広島市内からおよそ80kmの道のりを走り、広島県三次市に到着した。
迦具神社の大イチョウ
14:00チェックインなのだが、少し早めの到着となった為、キャンプ場の近くにある有名な大イチョウを見に行ってみた。
流石に12月なので紅葉は見られなかったが、かなりの大きさで迫力があり、足元にはイチョウの絨毯が敷き詰められている。
シーズンであれば最高の景色が見られそうだ。
ここのイチョウの葉っぱは、普通の扇状とラッパ状の二種類があり全国でも珍しい葉っぱだという事だ。
大イチョウを見た後は車で5分程で江の川カヌー公園さくぎへ到着。
到着
日頃の善良な行いのお陰だろう。
到着と同時にそれまで踏ん張っていた雨雲から、大粒の雨が一気に降り注いできた。
ふと周りを見渡すと同じようにキャンプに来ているであろう方達がこの雨になす術もなく、呆然と佇んでいた。
ちらりと目が合い、特に会話をする訳でも、会釈をするわけでもないが、お互い心の中で
『あー。。雨降っちゃいましたね。』
『ええ、でも天気予報では夕方には止むと言っていましたよ。』
『そうですか。まあ、こういったアクシデントもキャンプの醍醐味ですよね(笑)』
と言った会話が成立したと私の中で勝手に思っている。
受付を済ませ、全部で10サイトある中で、私達に割り振られたサイトは
えのきだ。
もみ、くぬぎ、もみじ、うめ、さくら、すぎ、まつ、ひのき、いちょうと並んで予約時に空いていた最後の1サイトが
えのきだ。
恐らく本当はニレ科の植物の榎だと思いますが、一番に頭に浮かんだのはこちらのえのきでした。
えのきを目指して車で1分のキャンプサイトへ向かった。
川沿いに8サイト、道路側に2サイトあり、えのきサイトは道路側でサイトからは残念ながら川は見えない。
負け惜しみを1つ言うとすれば寝る時に川の音が気にならないのでこちらのサイトの勝ちである。
設営
えのきサイトに到着後雨雲レーダーを見ると完全に止みそうな時間はなかったので、小雨の降る中テント設営を開始した。
14:00チェックインの為、当然他のサイトも一斉に設営を始める事になるのだが、我が家のサイトの斜め前に全く同じコールマンのタフスクリーンツールームハウスを広げているご家族が。
色まで一緒だ。
今まさに設営を始めようとしている名もなきライバルに私の闘志がメラメラと燃え上がった。
相手は二人での設営。
パッと見る限りではもたつき具合からまだこのテントの設営には不慣れな様子なので、二人がかりとはいえ設営の速さは一人設営の私と良い勝負のはず。
相手にとって不足はない。
この一年で雨や雪の降る中の設営をほぼ一人でやって来た私には赤子の手をひねるような物だ。
『負けてたまるか!!!』
鬼気迫る顔で小走りしながら設営している私をどこ吹く風と言わんばかりに、和気あいあいと設営をしている。
まあ、私が勝手に勝負をしているのだから当然だ。
仲良しご家族に勝利する事は出来たが、自己満足と引き換えに手に入れた物は虚しさであった。。
勝手にライバル視された上に、チラチラ見られながら設営する相手にとってははた迷惑な話である。
今までにない異例の速さでの設営完了。
サイト内に広いスペースを確保する事が出来たのだが、完全に電源の場所を考えていなく、ひょろりと伸びた電源コードがこの上なく邪魔である。
変な勝負をしているとこういった目に合うので、皆さんも設営時には気を付けて欲しい。
今回は気温も下がりそうとの予報の上、天気も芳しくない為、全てのギアをテント内に入れて引きこもり体制は完璧だ。
水遊びゾーン
設営後は水遊びゾーンに行き、さすがに浸かる事は出来ないが少年は河原の石ころを延々と投げつけて遊んでいた。
是非夏にもう一度来て、川にはもっと別の楽しい遊び方がある事を教えてあげたい。
夕食
少し早めのお風呂に入り、日も傾いて来た所で夕食の準備。
今回は囲炉裏テーブルの真ん中にストーブを置いて、その上で鍋を作る事にした。
囲炉裏テーブルがあるお陰で少年が火傷をするリスクも最小限に抑える事が出来る。
飯盒で炊き込みご飯を炊く準備をしてきていたのだが、流石にテントの中で焚火を炊くわけにはいかないので、焚火台と私だけポツンとテント外に設置した。
先日アルペンアウトドアーズでたまたまラスイチのラージメスティンを見つけて買おうかどうか死ぬほど悩んだのだが、やはり愛する兵式飯盒を裏切る事は出来ず、購入を断念。
しかし、このキャンプで炊き込みご飯を作った時にやはりあの時買わないでよかったと心の底から思った。
メスティンは放っておいてもご飯が上手く炊けるらしい。
しかし、飯盒はずっと側にいて音を聞いたり、吹きこぼれ加減を見たりと色々手がかかり、失敗して焦げ付く事もあるのだがそれが楽しくて堪らないのである。
しかも内蓋を使って同時にギョーザを蒸す事が出来る。
飯盒の魅力が沢山詰まった記事はこちら
www.ebikani.co
イルミネーション
ご飯を食べた後は管理棟にイルミネーションがあったので夜の散歩に行き、写真撮影会。
イルミネーションを見た後は雨も殆ど止み、軽く焚火を楽しむが、寒いという理由でテントから誰も出てきてはくれない。
さらに今日は双子座流星群が見られるという事で、楽しみにしていたのだが、これも生憎の天気なので見れそうにない。
今日は寒くなるとの事で引きこもる予定だったので少年はアンパンマンのリュックがはち切れんばかりのおもちゃを持って来ていた。
ほとんどガラクタばかりなのでその中から一番マシなトランプで恒例の神経衰弱が始まった。
今日は天気予報では-2℃だったのだが、蓋を開けてみればこの温度。
外で焚火をするには最高の気温だ。
しかし、ホットカーぺットを持ってきたのが運の尽きである。
トランプをする為にテントの寝室に入ったえびかに家族は、ホットカーペットに引きずり込まれて、その後二度と出てくることはなかった。
こたつとホットカーペットには魔物が住んでいるので皆さん気を付けて下さい。
翌朝
この日も生憎の曇り空だが、テントはあまり結露していなかった。
結露の有無で帰りのばたばた具合はかなり変わってくるので今日はのんびり出来そうだ。
早速一人で早起きして朝焚火を始め、心地よい時間を過ごす。
昨晩出来なかった焚火のうっぷんを晴らすかのような井桁型の朝焚火で景気よく燃やした。
キャンプを始めた頃はブッシュクラフトに憧れて毎回ファイアースターターで点けていたのだが、実は朝の薪や焚火台は夜露で湿気ている事が多く、火を育てるのにかなり苦労するのだ。
そこで最近は朝の焚火の時だけは着火剤や固形燃料を使用して火を起こす事にしている。
それを見たブッシュクラフトの神様が怒ったのだろう。
先日買ったばかりの薪割台が割れてしまうというバチが当たった。
ブッシュクラフトの神様も意外とケツの穴が小さい男である。
気を取り直して朝食は自身初となる肉まんホットサンド。
正直に言うと期待していた程美味しくはなかった。
私はやはりフツーのホットサンドが好きだな。
朝食を食べ終わると陽が差して来たので、乾燥させる為にインナーテントを外して撤収準備を始めた。
片付けながらふと車の方に目をやると、先程ケツの穴が小さい男と言った事がさらに逆鱗に触れたようで、ブッシュクラフトの神様から鳥のフンという素敵なおみやげを頂いていた。
まとめ
■江の川カヌー公園さくぎは川遊びに最適。
■電源と薪が付いて¥2,030(税込)は破格。
■見知らぬ人とのテント設営対決は得られる物は何もない。
■ホットカーペットの誘惑に打ち勝つ強い精神力を養わねば冬キャンプは出来ない。
■ブッシュクラフトの神様は意外と根に持つタイプ。
以上、えびかにでした。
コメント
いつも楽しく拝読しています。
まだキャンプには2回しか行けてない
超初心者ファミリーキャンパーです笑
我が家にも4歳の男の子が居ますが
キャンプに行くと親が設営やレイアウトやらで
なかなか相手をしてあげられないので
着いた途端つまらなさそうです。
いつも遊具や遊べるところがあるキャンプ場には
行っているのですが…。
息子サンは設営中とかはどうされてますか?
ハレルヤさん コメントありがとうございます!!!
わが家は着いたらまず私がメインのテントを立てている間にヨメと子供が一緒に荷物を出したりテーブルを組み立てたりしています。(一緒にやるのではかどりませんがw)
テントを立てたら今度は私が子供と一緒にペグ打ちやガイロープを張り、ヨメがテント内のレイアウトをテキパキとやってくれています。
基本的には子供と一緒に準備するという感じですね^^一ミリも埋まらないペグをプラスチックのハンマーで一生懸命一人で叩いていますよ(笑)
全く役に立たないですが一緒に準備をすると『あそこの奴は〇ちゃんが叩いたんよ!』と自慢げに行って来るので本人も達成感があるみたいで楽しそうですよ^^