こんにちは、えびかにです。
9月某日。
歌って躍りながら道ゆく人にハイタッチをしたくなるような夢の4連休を目前に、キャンプ場の予約を忘れるという、世が世なら切腹物の致命的なミスを犯してしまっていたえびかに家。
前回の記事はこちら。
4連休初日に1泊しか出来ず、不甲斐ない結果に終わった私は不完全燃焼であった。
このままではハイタッチに快く応じてくれた見知らぬ彼に申し訳が立たず、自責の念に苛まされた私は、
別のキャンプ場でもう1泊する事を閃いてしまった。
天才だね!
しかし、このトリッキーな切り返しに当然ヨメはついてくる訳がない。
チラリと横に目をやると、ショーケースに入ったトランペットを見ている少年のように目をキラキラと輝やかせながら彼がこちらを見ている。
こうして足手まといにしかならないポンコツ溺愛する少年と2人っきりのキャンプが海田総合公園キャンプ場で始まった。
設営
林間サイトで、ほとんどのサイトに木陰がある為、ワンタッチテントを立てて、テーブル、チェア、焚火台を出すだけの簡単キャンプ。
林間サイトなので、薪の確保には困らない。
少年に薪を拾って来て欲しい。とお願いしたのだが、なかなか帰ってこないので、様子を見に行って見た。
・・・
あ、うん・・えっと・・そんな大袈裟な奴じゃなくてさ・・・
なんかあるじゃん?もっと小さくていい感じなのがそこら辺に転がってるよ?
もう一度お願いして拾ってきてもらった薪は、今度は手の指程の小さな小枝。
他にもっと丁度いいのはなかったのだろうか。
その上なんだか悪魔でも召還しそうな不気味な並べ方である。
ひと仕事終えた少年は、大好きなキラメイジャーのぬり絵に没頭。
その間に夕飯の準備を始める事にした。
夕食
まずは少年の大好きなポテトで小手調べ。
更にカレーとくれば彼はもうメロメロである。
ポテトとカレーのダブルコンボを決めて少年をごまかしながら、私は高級黒毛和牛の三角バラに舌鼓を打つ。
食後は男2人で焚火を囲み、ウルトラマンやキラメイジャー、仮面ライダーの話を熱く語り合いながら、夜は更けていった。
翌朝
昨晩星空を撮りに行こうと暗闇を歩いていたら、溝にはまって痛めた足首を擦りながら目を覚ます。
9月と言えども朝は少し肌寒く、焚火で暖をとりながら朝食をとった後、食器を洗う為に炊事棟へ向かった。
召還
ねえねえ、アレなに?
と少年が指差した先には、あろうことか炊事棟の柱に張られたハンモックがあった。
ああ、あれは森の妖精だよ。昨日のキミの黒魔術で召還されたんじゃないのかな?
ああやって炊事棟の流しに生ゴミを捨てるキャンパーがいないか見張っているんだよ。
こら、あんまジロジロ見ないの!
でも、おじさんだったよ?
ええと、その・・アレだ。おっさんの妖精だ!いや、妖精のおっさんだったかな?まあ、どっちでもいいや、とにかくアレはおっさ・・妖精だよ。
こら、指差さない!
ふ~ん。なんかよくわかんないけど、ジャマだね。
その後は川で遊んだり、崖登りをして楽しんでいる内にあっという間に昼前になり、今日は家でヨメが待っている為、昼ご飯は食べずに帰宅となった。
まとめ
ここのキャンプ場は家からはわりと近く、無料なのでデイキャンプやソロの時に行く事が多い場所だ。
しかし、トイレがあまり良い環境ではなく、男性比率が異常に高い。しかし、林間の野営場といった感じでソロキャンパーには人気の場所なので無骨キャンプが好きな方にはオススメである。
運が良ければあなたも妖精に会えるかもしれませんよ。
以上、えびかにでした。
コメント
森の妖精…スマホズームで二度見してしまいました。貴重なお写真をありがとうございます。
また色がカーキなので森と同化している為、写真では分かりにくいですが、間違いなく妖精かと思われます。炊事場が物凄く使いづらかったですw