こんにちは、えびかにです。
前回の《キャンプレポ①》から随分と日にちが経ってしまい記憶が怪しい部分もありますが、頑張ってひねり出した2泊3日の片添ヶ浜海浜公園オートキャンプ場のキャンプレポ②いきます!!
立ち込める濃霧
2日目の朝はキャンプ場全体が濃い霧に包まれた。
早朝の散歩がてら海岸まで足を延ばした少年と私は、誰もいない静かな浜辺のなんともいえない不思議な雰囲気の中で、夏休みの宿題や学校の友達の事、ドラゴンボールを7つ集めたら何のお願いをするか等、他愛もない話をしながら海岸沿いをゆっくりと歩く。
海面まで霧がかかったこの非日常的な光景に少年は興味津々のようだ。
段々と陽も昇り、あたりが明るくなって来た所で、朝ご飯を食べる為にテントサイトへと戻った。
朝ご飯
今日の朝ご飯は、飯盒で炊いたご飯のおこげに鮭のおこげ、めだま焼きのおこげなど 今日はおこげのフルコース。
私たちがぶらぶらと散歩している間に、ヨメが作ってくれていた朝ご飯のおこげの件については一切触れる事など許されず、だいぶ気温も上がってきた所で少年と一緒に海へ向かった。(連れて行かれた。)
水温は昨日と変わらずやはり冷たい。
しかし少年は寒いという感情が欠落しているのではないかと思うほど、イルカのようにぴょんぴょんと海の中を跳ね回っている。
海から上がりたくないという少年をおやつで一本釣りする事に成功し、少し早めに海から上がって昼ご飯の準備を始めた。
バノック
今日の昼ごはんは、以前おぎやはぎのハピキャンで見たバノックにチャレンジ。
①小麦粉と牛乳を混ぜて生地を作る。
ヨメが家で準備してくれた小麦粉と調味料を混ぜたものに牛乳を入れて生地をこねる。
②カシューナッツを砕いた物ととろけるチーズを練り込む。
カシューナッツを粗めに砕いて先ほどの生地に練りこみ、とろけるチーズをたっぷり混ぜる。
③その辺に落ちているエクスカリバー(木の棒)を拾って生地を巻く
その生地をワイルドにその辺に落ちていた木の棒に巻きつけようと思ったのだが、木の棒はどんなバイ菌があるかわからなくてコワイので、ナイフで削ってから巻いた。
ワイルドの中に、安全も忘れてはいけない。
④炭火の上でくるくると回しながらじっくりと焼く
結構生地がはがれやすいので落とさない様に、炭火の上でゆっくりとくるくる回しながら焦げ目を付けていく。
⑤完成
見た目はワイルドでいい感じに仕上がったが、お味の方はちょっと固めのホットケーキミックスといった感じだ。
ここまでやっておいて何だが、あまりオススメ出来る物ではない。
またまた海へ
お昼ご飯を食べた後は休む暇もなく『地獄の海水浴第二部』の始まりである。
ひたすら泳ぎ続け、いつ終わるとも知れない海水浴地獄に体力の限界を感じて、
もうだめだ・・
とあきらめかけた時、朦朧とした意識の中で起死回生の秘策を閃いたのであった。
これだ。
こちらの秘策に全く気付かない少年は、水温の低い海の中で冷えきった体を砂風呂で温めてご満悦である。
数分程埋まって砂風呂に満足した(飽きた)少年は、体中に付いた砂を洗い流す為に再び海へと飛び込んだ。
しかし、その瞬間『キャア!』と乙女の様な声を上げてすぐさま戻って来た。
当然である。
アツアツの砂の中に身体を埋めて火照った体で間髪入れずに水温の低い海に入れば、かなりの寒さを感じるはずだ。
少年の口から、
お風呂に行きたい!
という言葉を引き出すには十分であった。
花火
温泉から帰って晩ご飯を食べ終わると、昨日の残りの手持ち花火をする為に海岸へ向かった。
昨日は20:30に海の向こうから盛大な打ち上げ花火が上がったのだが、さすがに2夜連続は上がらないだろうという気持ちと、もしかしたら今日もあがるのではないかというスケベ心が交錯する中、線香花火をチマチマとやっていると、突然辺りが明るくなり、夜空に轟音が鳴り響いた。
あがった。
最終日
とうとうやって来た最終日の朝。
焦げた目玉焼きを食べるのも今日で終わりだと思うと少し寂しい。
朝ご飯のメインディッシュとなる、コールマンのホットサンドメーカーで焼いたホットケーキはふわふわになり、フライパンで焼くよりおいしさが150%アップ。(個人の感想でその効果を約束するものではありません。)
2日連続の寒い海で海水浴をした少年は、さすがに海に行く元気はないようで、今日は素直に片付けを手伝ってくれていたのだが、じゃんけんをしてグーで勝ったらグ・リ・コ!と言いながら3歩進み、チョキで勝ったらチ・ヨ・コ・レ・イ・ト!と5歩進み、パーで勝ったらパ・イ・ナ・ツ・プ・ル!と叫びながら5歩進む遊び(名前がわからない…)をやりながら炊事棟やゴミ捨て場を移動していたので、普段よりかなりの時間がかったのは想像に難くないだろう。
それでもなんとかチェックアウト時間のお昼前には撤収を済ませ、瀬戸内のハワイと呼ばれる片添ヶ浜海浜公園オートキャンプ場での楽しい2泊3日は終わりを告げたのであった。
キャンプを終えて玄関のドアを開けると、留守番をしていた思い出のアロハシャツが淋しそうにぶら下がっていた。
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