こんにちは、えびかにです。
今回は島根県にある格安キャンプ場でソロキャンプに行ってきました。
静かな湖畔にひっそりと佇むステキなキャンプ場でしたが、今回はあまりゆっくりする時間がなかったのだけが悔やまれます。
※施設紹介はこちら
山佐ダムキャンプ場
日も傾き始めた午後18:00。
テント設営を終え、チェアに腰掛けた私は、本日1本目のビールを喉に流し込んだ。
ド平日の木曜日にウグイスの鳴き声を聴きながら至福の時間を過ごす私がいる場所は、島根県安来市の人里離れた山あいである。
まずは、なぜこんな平日に島根県の山奥でキャンプをしているのかという所から話さなければならないだろう・・・
事の発端
話は数時間前に遡る。
仕事で島根県へ一泊二日の出張を命じられた私は、ネットでポチポチと今晩の宿を探していた。
いつもならビジネスホテルで宿泊する所だが、今回は出張先が山奥にある為、一番近い所で数十キロ。
しかもそこそこキレイなホテルは軒並み満室という緊急事態である。
さあ、困ったぞ。
そう思った矢先、ふと会社の車のトランクに、テントとチェアとテーブルとクーラーボックスとカセットコンロとコットと寝袋とペグケースとランタンとランタンハンガーをたまたま積んである事を思い出した。
仕方ない・・こうなったらキャンプ場で宿泊するしかないな・・
といった、やむにやまれぬいきさつがあり、しぶしぶ今回のキャンプ泊に至ったのである。
焚火も焼肉もない夕食
今日は仕事が終わってからの設営だった為、既に18:00を回っていたが、ちょうど夏至という事で日も長く、まだ辺りは明るい。
時間がない事は分かっていたので、肉を焼いたり、焚火をしたりだのといった事はあきらめて、道中で買ったスーパーの弁当をかきこんだ。
明日の朝は早い出発となる為、その場にいたソロキャンパーさん達に挨拶がてらその旨を伝え、楽しみにしていた星空撮影の準備を始めた。
しかし、さぞかし星がキレイだろうと期待していたものの、今日はあいにくの曇り空。
しかもこの山奥で真っ暗だと不安だろうというオーナーの気遣いからだろうか、後ろにある管理棟からの照明は明々と夜空を照らし、正面からはダムがライトアップされている。
天気もさながら、全体的に星空撮影には厳しいコンディションだったので、数枚撮影した所で断念。
時刻はまだ21:30だが、仕事で疲れていたという事もあり、ビールを3本飲み干した所で、早々と寝袋へ潜り込んだ。
※もう少し遅い時間まで起きていれば、もしかしたら照明も消えていたかもしれませんが、確認する事はでき・・Zzz
翌朝
あっという間に夜が明け、時計を見るとまだ5:30。
しかし、今日は出張に来ている為、少し早いがこのくらいの時間から撤収作業をしなければ仕事に間に合わない。
普段なら迷惑になるかもと思い、こんな時間に活動はしないのだが、今日は少しだけ早起きさせてもらおう。
他のキャンパーさんを起こさないように、静かにテントのファスナーを開けて外に出てみると、私がテントを張っている第二キャンプ場にいた3組のキャンパーさん達はすでに全員起きていた。
たしか、私が寝る時にも全員起きていたのだが、私が起きた時にも全員起きている。
何を言っているのか、よく分からない方もいるだろうが、安心して欲しい、私もよく分かっていない。
もしかして、この人達一晩中起きてたんじゃない?
何がなんだかわからないが、とりあえず気を使わずに撤収作業ができそうな状況にホッと胸を撫で下ろした。
痛恨のミス
水で戻すだけで簡単に食べる事ができる稲庭風細うどんとおにぎりで朝ごはんにしようとしたのだが、ここで痛恨のミスが発覚した。
あろう事か下の方に小さく※つゆは付いておりませんの記載がされている。
『簡単!水でほぐすだけ』
と一番目立つ場所にデカデカと書かれていたのだが、私が思うに水でほぐすだけよりもつゆがついていない事の方が大事なので、こちらを一番目立つ所に記載するのが優しさなのではなかろうか。
いい所ばかり前面に押し出して、都合の悪い事は目立たないようにする現代の風潮に、私は拳を握りしめながら小さく震えた。(ちゃんと見なかった自分が悪い)
更におにぎりはクーラーボックスの底で水害にあい、米がボロボロと崩れ落ちるありさまだ。
稲庭風細うどんならぬポン酢風細うどんを二食分ぺろりとたいらげた私は、ここから一気に撤収作業にかかり、汗だくになった体を200円のシャワーで朝シャン(死語)した所で、キャンプ場を後にしたのであった。
まとめ
山佐ダムキャンプ場はとても静かで居心地の良いキャンプ場でした。
難点はトイレが遠い事と、虫が結構多い事ですが、それが気にならない人にはオススメです!
どちらかというとファミリーでワイワイというよりはソロでひっそりというイメージのキャンプ場でしたが、私が行ったのは平日だった為、土日にはまた違ったイメージになるかもしれませんね。
今回はたまたま積んであったキャンプギアのせいで、しぶしぶ行ったキャンプだったのですが、夜も朝も全然ゆっくりする事ができなかった為、やはり出張の時は数十キロ走ってでもどこかのホテルで宿泊するのが正解だという事を気づかされたキャンプでした。
以上、えびかにでした。
コメント
ソロキャンプ道具一式が載ってる社用車って・・・そうそうないですよねぇ(笑)
うどんの件、水でほぐすだけってデカデカと書かれてたら、なんかそれだけで食べれそうな感じですよね?
私もいつかやりそうなんで、胸に深く刻んでおきます(笑)
そうなんですよ!完全にアレだけで食べられると勘違いしていました。たまたまポン酢があって良かったです。普段スーパーにあまり行かないから分からないですね
出張キャンプww
「ホテル代の精算するから領収書だしてくださいね」
「はい、領収書はないんですが、これです(お金を入れた写真)」
「200円!?」
「シャワーのお金もいいでしょうか?」
「200円!?」
ってなりそう。
これからは車にソロキャン一式に調味料がプラスされそうですね〜。
知らない人だと思ってどんなテンションで返そうかとドキドキしましたよ仕事で乗る車がハイエースになったので更に積めるようになりました宿泊費はさすがに申請する勇気はありません(爆)
すいません、いま書き込んだの「emi camp」のemiです
今更コメンツですがおはよう御座います!
出張deキャンプ。
一見、合理的なようで意外と疲れる的な(笑)
私も2回ほど実践しましたが、「もう、いいや」と(^^;
ただ、未だに出張先近くのキャンプ場を探してしまいます(笑)
私も憧れの出張キャンプだったんですが、やはりもういいやという感じですゆっくりする時間がなくて目的がキャンプを楽しむではなく、宿泊になってしまうので余裕がなくなりますね前乗りか、翌日が休みならまだワンチャンあるかもしれません